熱硬化性プラスチックの圧縮成形(コンプレッション成形)という選択

本ページは、設計・材料・加工方法の選定で悩んでいる技術者・設計者の方向けにまとめています。「熱硬化性プラスチック 成形」「圧縮成形」「小ロット対応」など、比較検討の初期段階からご相談ください。

なぜ、射出成形ではなく「圧縮成形」なのか

私たちは、成形方法ありきではなく、求められる性能から最適な成形方法を選びます。

  • 高温・高負荷環境での使用が前提
  • 電気絶縁性と耐熱性を同時に満たす必要がある
  • 長期間にわたる信頼性・耐久性が求められる

こうした条件では、射出成形ではなく、熱硬化性樹脂/熱硬化性プラスチックの圧縮成形が適しているケースが多くあります。
圧縮成形は、材料を金型内で加熱・加圧しながら硬化させるため、高密度・高強度で、物性の安定した成形品を得やすい工法です。

対応する熱硬化性材料(材料指定・材料支給の相談にも)

材料指定の図面から始まる案件も多いため、まずは「成形条件の検証」から現実解を探します。

相談が多い材料例:

  • フェノール樹脂(ベークライト)成形
  • エポキシ樹脂
  • 不飽和ポリエステル
  • ポリイミド
  • ユリア樹脂 / メラミン樹脂 成形
  • BMC(バルクモールディングコンパウンド)成形、SMC など

※最適材の提案というより「指定材で成立させる条件出し」を重視します。

小ロット対応・多品種少量でも進めやすい理由(試作→評価→判断)

圧縮成形は「まず試す」ことに向いた成形方法です。

  • 金型構造が比較的シンプル
  • 初期投資を抑えた金型設計が可能
  • 小ロット対応/多品種少量の検証に適している

そのため、量産前の検証段階や、材料・構造を固める途中の相談にも対応しやすいのが特長です。
「いきなり量産」ではなく、試作 → 評価 → 次の判断という進め方を現実的に選べます。

試作を「判断材料」にするための考え方

試作は、完成品を作ることが目的ではありません。

  • 条件を変えながら成形性を確認
  • 強度・高耐熱・加工性の傾向を把握
  • 次に進むべき方向を判断するための材料を揃える

26t〜200tの油圧プレス機を用い、用途やサイズに応じて成形条件を検証します。

厚物・大物成形(圧縮成形の強み

圧縮成形は、厚肉・大物形状でも成立させやすい工法です。
「フェノール樹脂(ベークライト)の厚物・大物成形」など、サイズ・肉厚・反りの懸念がある場合は、条件設計から相談できます。

インサート成形(金属との複合)/【金属代替】の検討

金属部品と組み合わせるインサート成形(金属との複合)や、金属代替(軽量化・絶縁化・耐食)を狙った検討にも、圧縮成形は選択肢になります。

例:【金属代替】高耐熱プラスチック(BMC、SMC)圧縮成形の検討 など

高耐熱・絶縁性が必要なプラスチック加工の相談例

  • 高温環境で長く使う部品
  • 絶縁性が必須の機構部品・電装周り
  • 長期信頼性(寸法安定/耐久)が要求される用途

設計段階から相談を受け、試作・検証を重ねながら進めます。

山梨県甲州市|関東からも「近くで打ち合わせができる」圧縮成形パートナー

山梨県の製造業として、甲州市のプラスチック成形加工・圧縮成形の相談窓口を担います。
関東エリアで「関東 圧縮成形」「近くで打ち合わせができる」パートナーを探している場合も、技術打ち合わせから進められます。

対応分野(一例)

  • 各種工業用軸受
  • 医療機器部品
  • 発電所・送電線関連部品(原子力関連を含む)
  • 大型船舶部品
  • 建設用部品
  • 電気・電子部品
  • 航空宇宙関連部品

お問い合わせ

金属を樹脂化して軽量化したい、
高熱に耐える厚肉パーツが必要だ、
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山梨の地で日本のインフラを支え続ける
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